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今日はとても春
昔は春と夏が嫌いだった
春に自殺者が多い理由もわかるつもりだった
みんなは開放的になっていく中で 自分ひとりだけ呪縛されたみたいに苦しくて 季節が変わっても 状況は何にも変わらなくて
家族が仲良くなるわけでもなく 学校が楽しくなるわけでもない それなのに 新しく始まる
話せるところがないのは居場所が無いって感じる
大人になれば 自分の社会が家族 学校以外に作れるよね
その時そう感じてないと
置いてけぼり
周りが思うよりずっと孤独に感じる
暖かくなっていくぬるい空気に悲しくなるばっかりだったなあ
今年は春が嫌じゃない
けど 嫌だった時の気持ちを忘れちゃだめなきがする
忘れる は 無かったことにするってこと
ずっと同じじゃいけないけど
今の気持ちを大事にしながら
昔のことも心の奥に残しておくのだ
ねむ